クラゲには脳がないのに、なぜ泳げるの？

クラゲには「脳」がない

クラゲには、人間や魚のような脳がありません。
それにもかかわらず、海の中をゆったりと泳ぎ続けています。

なぜ脳がないのに、体を動かせるのでしょうか。

クラゲの体には、
「神経網（しんけいもう）」と呼ばれる
網状に広がった神経があります。

これは、
脳のような司令塔を持たず、
体全体で情報を共有する仕組みです。

刺激が加わると、
神経網全体に信号が広がり、
体が一斉に反応します。

クラゲの泳ぎ方はとてもシンプルです。

この動きを繰り返すだけで、
特別な判断をしなくても泳げます。

複雑な動きが不要なため、
高度な脳を持つ必要がありません。

クラゲは、

といった刺激に対して、
反射的に動くだけで十分生きていけます。

考えるよりも、
すぐ反応する体の仕組みの方が
クラゲには向いているのです。

クラゲは、
脳を持たないことで完成した生き物
と言えます。