カエルはどうやって冬を越すの?凍っても生きられる驚きの仕組み

両生類・爬虫類

カエルは冬にどこへ行く?

冬になると、カエルの姿を見かけなくなります。
寒さに弱そうなカエルは、いったいどうやって冬を越しているのでしょうか。

実は、カエルにはいくつかの「越冬方法」があります。


① 地面や水の中で冬眠する

多くのカエルは、

  • 地面の中
  • 落ち葉の下
  • 池や川の底

などで冬眠します。

体の動きを極端に遅くし、
エネルギー消費を最小限に抑えることで、
寒い冬をやり過ごします。


② 皮膚呼吸で生き延びる

冬眠中のカエルは、
ほとんど呼吸をしません。

その代わり、
皮膚から少量の酸素を取り入れる
「皮膚呼吸」によって生きています。

心拍数も大きく下がり、
まるで体を“停止”させたような状態になります。


③ 凍っても生きられるカエルがいる

驚くことに、
一部のカエルは体が凍っても生き延びます。

アメリカアカガエルなどは、
体内にブドウ糖を大量に作り出し、
細胞が壊れないように守ります。

春になって氷が溶けると、
再び動き出すことができます。


④ なぜそんなことが可能なのか

この仕組みは、
長い進化の中で寒冷地に適応した結果です。

凍結に耐えられる体を持つことで、
他の動物が生きられない環境でも
生存できるようになりました。


まとめ:カエルは冬を「止まって」生き延びる

  • 冬眠してエネルギーを使わない
  • 皮膚呼吸で最低限の酸素を得る
  • 種類によっては凍っても生きられる

カエルは、
動かないことで冬を越す達人
なのです。

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