アマガエルの色が変わる理由|温度・光・気分の3つがポイント

両生類・爬虫類

アマガエルの色は「状況に合わせて」変わる

アマガエルは、緑色のイメージが強いですが、
実は 体の色を“その場の状況”に合わせて変えることができる カエルです。

緑・茶色・灰色っぽく変わることがあり、
これは自然界ではとても有利な能力です。


色が変わる理由は大きく3つ

アマガエルの色は、皮膚の中にある「色素細胞」が動くことで変わります。

変化の主な理由は次の3つ。


① 温度:寒いと暗く、暖かいと明るく

  • 暖かい → 体の色が明るくなる(緑〜黄緑)
  • 寒い → 体の色が暗くなる(茶色〜グレー)

これは体温調節の一環と考えられています。


② 光:明るければ明るい色、暗ければ暗い色

周囲が明るいと 緑が濃く明るい色 になり、
暗いと 茶色・灰色っぽい色 になります。

光の量に反応して色素細胞が動くためです。


③ 気分(ストレス):緊張すると暗い色になりやすい

捕食者に見つかったときなど、
ストレスや緊張が高い状況では、
体全体が暗い色になりがちです。

逆に落ち着いていると明るめの色になります。


ツヤの感じが変わる理由

湿った場所にいるときは、体がくっきりとした緑色になり、
乾燥してくると暗くぼやけた色になります。

これも、水分量によって皮膚の光の反射が変化するためです。


アマガエルは「カメレオンのように背景色に合わせて変化」するのか?

これは半分正解で半分誤解です。

完全に背景そのものの色に合わせるわけではありませんが、

  • 明るさ
  • 気温
  • 周囲の雰囲気

に合わせて結果的に似たような色へ変化することがあります。


まとめ:アマガエルの色は“環境と気分”のバロメーター

アマガエルの色の変化は

  • 温度
  • 気分

というシンプルな要素が組み合わさって生まれる、不思議な現象です。

自然の中で見かけたら、ぜひ色の違いにも注目してみてください。

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